業者によって違うスプレッド

金融関係での取引でイメージすると、あまり預金の利子などが会社などによって差がないことから、FXのスプレッドもそれほど差がない…と思っている方はいらっしゃいませんか?
実はFXの場合、スプレッドは各会社によってまちまちなのです。FXが日本に浸透し始めた初期の頃は、スプレッドではなく1回の売買にかかる手数料が儲けているという会社が多かったのですが、現在FXで取引に手数料をかけている会社はほとんど存在していません。
では業者はどこで儲けているかというと、主に外貨と日本通貨の売り値と買い値の時の差益…つまりスプレッドによって利益を出す仕組みとなっています。
しかしながらこのスプレッドも、どんどんと安くなってきており、特に主要取引通貨であるドルやユーロなどは、0.1銭以下という単位の場合も少なくありません。
会社側はこのスプレッドを安くする代わりに、大口での取引をする投資家達を自社ユーザーにすることで、薄利多売形式の儲けを狙っているのです。
ドルやユーロ、スイスフランなどは大抵の会社が似たようなスプレッドになっているのですが、まだまだ取引のする人が少ないトルコリラや、ニュージーランドドル、南アフリカランドなどは、会社によって随分スプレッドが異なります。
またオーストラリアドルなどは、スワップポイントが高いので長期保有しておくという人が多いため、それなりに流通している通貨なのですが、スプレッドは結構バラバラです。
初心者のうちに取引を始めた会社があると、ずっとそこのユーザーとして取引をしてしまうかもしれませんが、主流通貨以外の通貨で売買をする場合、他社のスプレッドなども比較してみて、お得な会社があった場合その別の通貨の取引はA社、普段利用しているのはB社と使い分けてみるといいでしょう。
南アフリカランドなどの場合、基本の値段が安いことから通常取引単位が1,000通貨で可能となっている会社でも、この通貨は10,000通貨単位でないと取引不可という場合もありますので、そういった箇所も注意してチェックをしておくことも忘れないようにしましょう。

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